家計簿の費目
家計簿は費目毎に集計する
1.家計簿の費目とは
家計簿の費目とは、食費や水道光熱費など、使途別に分かれた費用を言います(詳細は下の表を参考にして下さい)。
家計簿は収入や支出を費目毎に記録する作業ですから、費目をどう分けるかはポイントです。
ただ、こうしなければならないというのはありません。自分で決めればいいのです。
子供の教育費なども「○○ちゃん費」として子供別に費目をつけるとか、共働きの夫婦であれば、夫外食費・妻外食費と分けるのもいいでしょう。
使用額の大きい費目は、できるだけ細分化して、内訳を作れば、節約につながります。
例えば、食費としてまとめるのではなく、内訳として、主食(食材費)、家族外食、飲み代、副食(ビール、嗜好品)を記録すると分かりやすいです。
私は出張が多いので、出張外食費という費目を作りました。
ぜひ自分のライフスタイルに合わせて、自分なりの費目を作って工夫して下さい。
2.費目と内訳
下の表は、さにおがつけている家計簿の費目です。参考までにどうぞ。
収入 |
|
支出 |
費目 |
内訳 |
|
費目 |
内訳 |
費目 |
内訳 |
給料 |
給料 |
|
教育費 |
教科書や学用品 |
住居費 |
家具や家電 |
残業代 |
|
授業料 |
家事用消耗品 |
ボーナス |
|
塾や稽古 |
雑貨や装飾品 |
出張旅費 |
|
業務経費 |
自己負担経費 |
修繕費 |
その他の手当 |
|
立替経費 |
家賃や地代 |
その他の収入 |
健康保険給付 |
|
サイドビジネス |
食費 |
主食 |
懸賞金 |
|
教養娯楽費 |
映画やコンサート |
外食 |
サイドビジネス |
|
教養娯楽用品 |
副食 |
児童手当 |
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書籍や雑誌 |
水道光熱費 |
電気代 |
受贈品 |
|
新聞代 |
ガス代 |
所得税還付金 |
|
その他 |
上下水道代 |
その他 |
|
旅行代 |
その他(灯油) |
投資収入 |
受取利息 |
|
交際費 |
冠婚葬祭費 |
税金 |
自動車税 |
配当金 |
|
諸会費 |
住民税 |
売却損益 |
|
贈答品 |
所得税 |
|
|
天引会費 |
その他 |
小遣い |
|
交通費 |
運賃 |
通信費 |
インターネット |
|
ガソリン代 |
携帯電話 |
|
自動車維持費 |
電話電報代 |
|
駐車料金 |
配送料 |
|
支払手数料 |
銀行手数料 |
被服費 |
衣類 |
|
支払手数料 |
クリーニング |
|
支払保険料 |
自動車保険 |
装飾品 |
|
生命保険 |
その他 |
|
損害保険 |
保健医療費 |
医薬品 |
|
社会保険料 |
社会保険料 |
衛生消耗品 |
|
健康保険料 |
化粧品 |
|
厚年保険料 |
治療費 |
|
雇用保険料 |
理容院・美容院 |
3.家計簿の集計方法
ノート方式の方は、少なくとも月一回費目毎に集計して下さい。家計簿ソフトをお使いの方は、ソフトが勝手に集計してくれます。
月毎に集計することで、前月と比べてどうだったか、前年同月と比べてどうだったか比較検討することができます。
さらに年間で集計することで、長期的視野に立った計画を立てることができます。お金がかかるマイホームや車、結婚など、しっかりとした計画が必要です。
家計簿を集計する上で注意点が2つあります。ルールはきちんとおさえましょう。
(1)費目に一貫性を持たせる
どちらの費目に入れるか迷うこともあるでしょう。例えば、勉強で使う本代は教育費に入れるか、教養娯楽費の書籍に入れるかとかです。
べつにどちらでもいいのですが、決めた以上は、毎月同じ費目に入れて下さい。今月は教育費、来月は書籍費というのはやめましょう。一貫性がなくなります。
最初のうちは、迷った費目をどこにいれたかメモして下さい。迷ったらメモを見る!そうすれば、正確な家計簿になります。
(2)収入と支出を相殺しない
例えば、サイドビジネス収入5000円あったとき、広告費として2000円支出したから、家計簿には3000円の収入と記入する、というのはダメです。相殺せずにきちんと記入しましょう。
収支をきちんと管理することが目的ですから。
特に、給与明細は振り込みされた金額(手取り)を収入としてつけがちです。収入は、会社からの支給額である給料、残業代、出張旅費と記入します。天引きされた社会保険料、税金などは支出とします。
毎月これらの金額を記入することで、年金改革、税制改正の情報も身近に感じられるでしょう。
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