さにおの家計簿歴 ミスター家計簿
家計簿とは、毎月の収入や毎日の支出の内容を書き付ける帳簿です。家計簿で現状を把握しましょう。
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さにおの家計簿歴

家計簿の進化の歴史

1.家計簿をつけたきっかけ

 地方の国立大学に進学することになり、東京を離れ1人暮らしを始めました。

生活費は親からの仕送りと育英資金です。

親が汗水流して働いたお金、育英資金という名の借金・・・お金を大事に使わなければ!と実感したのです。

貯金はあまりないので、毎月赤字にするわけにはいきません。

できれば借金である育英資金を使わず、もしものために残して生活したいと考えました。

そこで収支をしっかり管理しようと家計簿をつけ始めました。


2.大学生時代の家計簿(1993年〜1997年)

 B6の4号ノートを使いました。見開き40行が1ヵ月30日分+アルファとぴったりです。

ノートは財布の中身の収支をつけていきます。いわば現金出納帳です。

 最初は2〜3日分まとめてノートに記入していました。すると、何に使ったかわからない使途不明金がよく出ます。

何とか記憶をさかのぼって記入していましたが、思い出すのに時間がかかります。これはムダだなと思い始めました。

そこで、基本的に毎日つけるように変えました。

 集計作業は1ヵ月毎に収支計算しましたが、なぜか金額が合いません。金額が合わないと、その調整にすごく時間がかかります。

そこで1ヵ月を3回に分け、10日毎に集計するようにしました。すると、1カ月分の集計作業が合って、楽になりました。

 この時期に学んだのは、面倒くさいとおもって、まとめてやろうとすると、逆に時間がかかってしまうということです。

毎日、コツコツ記入した方が、家計簿は楽だと気付きました。


3.エクセルを家計簿に導入(1997年〜1999年)

 4年間も家計簿を続けていると、歯磨きのように「やらねば気持ち悪い!」ようになりました。

ここまでくれば良い習慣が身に付いたということですね。

当然、止めることもなく日々の現金収支をノートに書いていきます。

 就職するとパソコンが一人一台与えられ、エクセルをつかえるようになりました。

エクセルで仕事しているうちに、家計簿の集計作業もエクセルでやったら楽になると考えました。

試しに会社のパソコンを使って家計簿の集計作業をしてみました。

今まで手計算のミスで時間くっていましたが、エクセルでやると一発です。これは楽だと思い、自宅用のパソコンを購入しました。

 集計方法は1ヵ月を3回に分け、10日毎にエクセルに転記していきました。


4.家計簿ソフトの導入(2000年〜2009年)

 エクセルでは元データの入力までしていないので、データを分析するのが面倒でした。例えば、水道光熱費の内訳の推移を見たいとかできないのです。

エクセルでもしっかり計算式を入れれば、家計簿として機能するのでしょうけど、それも結構手間です。そこまでする位ならと、市販のソフトを使おうと考えました。

そこで選んだのがマイクロソフトのマネーです。選択理由は2つです。

・家計簿より一歩踏み込んで資産まで管理できる。

・マイクロソフトならソフトが販売中止ならずに、ずっと使えるだろう。

 このソフトは秀逸でした。株や不動産、銀行の管理、エンゲル係数や予算管理など様々な機能がありました。

今まで現金しか管理していませんでしたが、銀行明細、クレジットカードまで完全に収支を把握できるようになりました。

とくに銀行明細のダウンロード機能があって、銀行明細を一々入力しなくても自動で書き込んでくれます。

私の場合、月々50件以上の銀行明細入力作業から解放されました。とても楽でした。

 日々の現金の収支をノートにつけるのは変わりませんが、ノートのデータを2〜3日分まとめてマネーに入力するように変わりました。

集計は自動でできるので、エクセルの集計入力がなくなった代わりに、日々のデータを入力するということです。

 ところが、2009年にマイクロソフト・マネーが販売停止。2010年3月末で銀行明細のダウンロード機能も停止です。

毎日の作業が増えるのですから、かなり痛いです。

いずれ消えゆく、家計簿ソフトを使い続けるよりは、思い切って変更すべきと私は判断しました。


5.経理ソフトを家計簿に導入(2010年〜)

 市販の家計簿ソフトはたくさんあります。

そこから選ぶのもいいですが、当時、私は確定申告や自分の会社で弥生会計を使っていました。

つまり、日々の家計簿をマネーで付けて、確定申告する個人の経費を弥生会計で付けて、さらに会社の経理を弥生会計で付けていました。

結構面倒でした。

 そこで、会計業務をすべて弥生会計に統一すれば、二重入力もなくなり、省力化が図れます。

もともと、私は家計簿を企業会計ととらえて、貸借対照表と損益計算書も作っていましたから、それらの作業もだいぶ楽になると考えました。

 ただ、弥生会計はあくまで会社の経理ソフトなので、それを家計簿にカスタマイズしなければなりません。

弥生の費目をこれまで使っていた費目に置き換えて、現状の資産を入力したところ、問題なく使えました。

 私は簿記2級まで持っていますし、経理ソフトを使っていたから、比較的スムーズに移行できました。

しかし、初めて家計簿をつけようとする方が、いきなり弥生会計を使うのは止めて下さい。挫折する可能性が高いです。


6.家計簿歴のまとめ

 家計簿を十数年付けた経緯を振り返ります。

第1期:1993年4月〜1997年3月(4年間) → 日々の記入:ノート、月毎の集計:ノート

第2期:1997年4月〜1999年12月(2年間) → 日々の記入:ノート、月毎の集計:エクセル

第3期:2000年1月〜2009年12月(9年間) → 日々の記入:ノート、月毎の集計:家計簿ソフト(マイクロソフト・マネー)

第4期:2010年1月〜 → 日々の記入:ノート、月毎の集計:経理ソフト(弥生)

 集計はパソコンを使うにしても、長続きさせるためには、すぐに書ける、どこでも書ける、持っていけるノートが一番です。
ノートは手放せませんね。 

 いずれ、日々の支払は電子マネーとクレジットカード、銀行引き落としだけで、現金を使わなくなり、明細をすべてダウンロードできるようになったら、とても楽なんですがね。

そういう時代が早く来ないものでしょうか。

 以上、私のこれまでの家計簿歴を振り返りました。次にこの経験を踏まえて、具体的な家計簿のつけ方を紹介します。

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家計簿
 2-1.家計簿の目的 金持ちへの第一歩は、家計簿です!
 2-2.さにおの家計簿歴 家計簿進化の歴史
 2-3.家計簿のつけ方 十数年のノウハウの集大成
 2-4.家計管理のポイント 収入の2割を貯金する
 2-5.家計簿の費目 家計簿は費目毎に集計する
 2-6.家計簿:収支編 サラリーマンの年収を公開
 2-7.毎月の平均支出 各年度の支出の内訳
 2-8.家計簿:資産編 サラリーマンの貯金を公開

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